予防接種のご案内
予防接種・フィラリア予防薬について
ともに暮らし、癒しを与えてくれる大切なパートナーであるペットの健康を守るのは、飼い主様の役目です。犬、猫にはそれぞれの病気に合せた予防接種が用意されています。獣医師と相談して、いつ、どの予防接種を投与するか選択しましょう。
【選べる接種方法】
当院のフィラリア予防では、「注射」「飲み薬」「スポットオン」の投与方法をご用意。ペットの性格や生活環境などを飼い主様からお伺いしたうえで最適な投与方法をご提案します。
予防接種が、大切なペットを守ります!
感染症の中には、重症になると後遺症が残ったり、死に至ったりするものもあります。ペットを感染症から守るには予防接種が有効です。なお、ワクチンを接種するとその感染症に対する抗体が増加しますが、時間の経過とともに効力がなくなってきます。予防効果を継続するためには、定期的なワクチン投与が必要です。
犬の予防接種
狂犬病ワクチン
狂犬病は、犬だけでなく人間にも感染し、人が感染した場合には、ほぼ100%死に至るという非常に危険な感染症です。生後90日を過ぎたら1回目の接種を行い、それ以後は毎年1回接種をしなければなりません。
※狂犬病の予防接種は法律によって義務付けられています。もし違反すると、20万円以下の罰金となることもあるので気をつけましょう。
混合ワクチン
混合ワクチンは、複数の感染症を一度に予防できるワクチンです。当院では、「5種」「8種」に対応する混合ワクチンを取り扱っていますので、ワンちゃんの年齢や体調を考慮して無理のない接種計画を立てましょう。接種は基本的には1年に1回です。また、仔犬のときは1ヶ月間隔で3回の接種が必要です。
感染症の種類 | 5種 | 8種 |
---|---|---|
犬ジステンパー | ○ | ○ |
犬アデノウイルス2型感染症 | ○ | ○ |
犬伝染性肝炎 | ○ | ○ |
犬パラインフルエンザウイルス感染症 | ○ | ○ |
犬パルボウイルス感染症 | ○ | ○ |
犬コロナウイルス感染症 | ○ | |
犬レプトスピラ病(2種類) | ○ |
5種 |
|
---|---|
8種 |
|
ワクチンの副反応として顔面の腫れや蕁麻疹、発熱などがみられることがまれにありますので、ワクチン接種後3時間はご自宅でご様子をみていられる午前中の接種をおすすめします。
当院では、ワンちゃんのライフスタイルを飼い主様から伺ったうえで最適なワクチンをご提案します。
猫の予防接種
混合ワクチン
猫の混合ワクチンは、生後2~3か月で1回目を接種し、1回目に接種してから1ヶ月後に再接種し、それ以降は1年に1回接種します。当院では猫の混合ワクチンは、下記の感染症に対応しています。
感染症の種類 | 3種 | 6種 |
---|---|---|
猫汎白血球減少症 | ○ | ○ |
猫ウイルス性鼻気管炎 | ○ | ○ |
猫カリシウイルス感染症 | ○(1種類) | ○(3種類) |
猫白血病ウイルス感染症 | ○ |
犬・猫のフィラリア予防薬
「フィラリア」は、蚊を媒介して感染する長い糸状の寄生虫です。フィラリアが動物の肺動脈や心臓に寄生して成長すると、血液の循環が悪くなり、呼吸困難や心停止が起こります。肝臓や腎臓が弱って衰弱死するケースもあるので、十分に注意しなければなりません。
蚊に刺されることにより感染するため、5月末から11月末まで、月1回のペースでフィラリア予防薬を飲ませます。一度フィラリアに寄生されると取り除くのは困難です。感染する前に、しっかり予防しましょう。
【猫もフィラリア予防を!】
フィラリアは“犬の病気”と思われがちですが、猫も感染するため油断は禁物です。少量感染した場合でも犬よりも重篤な症状に陥ってしまうことがあるため、大切なネコちゃんの健康を考え、フィラリア予防をしましょう。
~当院のスポットオン「レボリューション」~
当院では、優れた安全性を誇る「レボリューション」を採用しています。妊娠中・授乳中の赤ちゃん(生後6週から)にも適用でき、フィラリアを予防するだけでなく、ノミ・ダニ、、耳ダニ、回虫の予防にも効果的です。
投与方法は簡単で、ペットの首の後ろの皮膚に薬剤を垂らすだけ。薬剤はすばやく吸収されるため、投与後のスキンシップも問題ありません。